現金の受け渡しは博多駅そばの商業施設のトイレ 同じタイミングで入る不審な男たち 警察が防犯カメラの「リレー捜査」で追跡

息子をかたって高齢の女性から現金120万円をだまし取った疑いで、現金を受け取る「受け子」とその現金の「回収役」とみられる20代の男2人が逮捕されました。2人は博多駅そばの商業施設のトイレで現金の受け渡しをしていたということです。 詐欺の疑いで6日、再逮捕されたのはいずれも無職で、住居不定の中村将大容疑者(27)と、福岡県大川市の近藤幸輝容疑者(25)です。 警察によりますと2人はことし2月、氏名が分かっていない別の人物らと共謀して、福岡県直方市の当時85歳の女性の家に息子をかたって電話をかけ120万円をだまし取った疑いです。 電話の人物は実際に息子が通っていた高校の名前を挙げ、「同窓会から連絡が来ていないか」と尋ねて女性を信用させたといいます。その上で「株でもうけたが、税金を払っていなかった」「税務署の調べを受けることになり、弁護士に相談していて、費用が必要」「使いの者に金を渡してほしい」などとウソを言って女性をだましました。 その後、近藤容疑者が女性の家を訪れ、現金を受け取ったということです。警察は2人の認否を明らかにしていません。

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