尹氏の勾留取り消し 「賢明な決定を歓迎」=韓国与党

【ソウル聯合ニュース】韓国のソウル中央地裁が7日、内乱容疑で逮捕され、ソウル拘置所に収容されている尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が申し立てた勾留取り消し請求を認める決定を出したことを受け、与党「国民の力」の臨時執行部トップ、権寧世(クォン・ヨンセ)非常対策委員長は国会で記者会見を開き、「法治と司法の正義が生きていることを確認した重要な瞬間」として、「裁判所が法理と良心に従って賢明な決定を下したことを国民と共に歓迎する」と述べた。 また、「今回の決定が韓国の憲政秩序を正す契機になることを望む」とし、「憲法裁判所も憲法の価値に基づき、公正かつ正義のある判決を下してほしい」と強調した。 同党の申東旭(シン・ドンウク)首席報道官は今月中旬にも尹大統領の罷免の是非を言い渡すとみられる憲法裁判所に対し、「憲法裁判所も評議を全面的に見直すべきだ」として、「無理な法的解釈や政治的な考慮が介入していないか、憲法秩序を毀損(きそん)した要素はなかったか徹底的に検討しなければならない」と指摘。「韓国の法治と民主主義がこれ以上歪曲(わいきょく)されないように正さなければならない」とする論評を出した。

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