高畠町の官製談合事件 贈収賄容疑で再逮捕 予定価格教える見返りに現金100万円を借りる

高畠町職員の男らが逮捕された入札妨害事件で、職員の男が入札に関する情報を漏らす見返りに業者の男から金銭を受け取っていた贈収賄の疑いで7日、再逮捕されました。 贈収賄の疑いで逮捕されたのは高畠町建設課スマートIC・道路河川係長の小梁川守容疑者(49)と南陽市の測量会社・明光技研社長の高橋則雄容疑者(58)の2人です。警察によりますと、小梁川容疑者と高橋容疑者は高畠町が行った橋の補修設計に関する指名競争入札をめぐり、去年9月30日ごろから10月31日ごろまでの間、小梁川容疑者が入札の秘密事項である予定価格を教える見返りに高橋容疑者から複数回にわたり、現金合わせておよそ100万円を借り受けた疑いです。 この入札には4社が参加し、高橋容疑者の会社が1450万円で落札していて、2人は、公正な入札を妨害した疑いで2月16日に逮捕されていました。捜査関係者などによりますと、小梁川容疑者は消費者金融や知人から借金をしていて、返済が滞るなど経済的に苦しい状況だったということです。 警察は小梁川容疑者の経済状況が犯行につながった可能性があるとみていて、どちらから犯行を持ちかけたのか調べを進めています。

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