大分東警察署の警察官の女が詐欺容疑で逮捕された事件で、県警は7日夜、会見を開き、三浦一男首席監察官が「法を順守する警察官がこのような行為をして重く受け止めている」と述べ、謝罪しました。 詐欺の疑いで逮捕されたのは、大分東警察署生活安全課の巡査、安達明音容疑者(27)です。 安達容疑者は去年12月、他人に渡す目的で自分名義の口座を開設し、金融機関からキャッシュカードなどをだまし取った疑いが持たれています。 警察によりますと、「安達容疑者の口座が詐欺事件に使われている」と、ほかの都道府県の警察から今年1月に連絡があり、口座には特殊詐欺による複数の被害者から数百万円の振り込みが確認されています。 会見で三浦一男首席監察官は安達容疑者について、現在、育児休業中(2022年6月〜)で、去年12月にスマホで口座を開設し、特殊詐欺グループにキャッシュカードを提供したとみて捜査していると明らかにしました。 警察の調べに対し安達容疑者は「大変申し訳なかった」と容疑を認めているということです。