キムチチゲ食べ、愛犬抱きしめる…尹大統領、52日ぶりの日常

【03月09日 KOREA WAVE】52日間の拘置所生活を終えた韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領は、釈放後の最初の時間を、好物の食事をとり、愛犬たちを抱きしめることで過ごした。 8日午後、京畿道義王市のソウル拘置所を出たユン大統領は、支持者に感謝の意を伝えた後、ソウル市龍山区漢南洞にある大統領公邸へ直行した。 大統領室関係者によると、ユン大統領は公邸に到着後、妻キム・ゴニ(金建希)氏やチョン・ジンソク大統領秘書室長、カン・ウィグ大統領補佐官室長、キム・ソンフン大統領警護処次長らと共に、キムチチゲを囲んで食事をとった。 キムチチゲは、ユン大統領が大統領選候補時代にテレビ番組で自ら作る姿を披露したほどの好物。昨年5月には、大統領府前の芝生広場で開かれた「大統領の夕食会」でも、ユン大統領の特製レシピで調理されたものが提供された。 ユン大統領を出迎えたのは、妻や側近だけではなかった。愛犬「トリ」も公邸で待っていた。ユン大統領は1月15日に逮捕された際にも「最後に愛犬を見ていきたい」と話すほど、動物への愛情を見せていた。 大統領室関係者は「ユン大統領が帰宅後、喜んで尻尾を振る愛犬たちを次々と抱きしめた」と述べた。 また、拘束生活による健康への影響については、「健康に問題はない。むしろ、よく眠れたので以前より健康になった」と語った。 ユン大統領は、収監生活について「拘置所は大統領であっても学ぶことが多い場所だ。聖書を熱心に読み、過去に拘置所にいた知人たちのことを思い出し、彼らがどう過ごしていたか考えた」と語った。 また、大統領室の職員に対しては「国家と国民のため、大統領室が今後も揺るがず、国政の中心をしっかり支えてほしい」と指示した。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加