逮捕されたのに年休取得させる 広島県海田町が陳謝 当事者の会計年度任用職員は懲戒免職

広島県海田町は10日、道交法違反(酒気帯び運転)と傷害の罪で起訴された町環境センター所属の50代の会計年度任用職員を懲戒免職処分にしたと、町議会全員協議会で報告した。処分は6日付。 町総務課によると、職員は昨年12月、広島市西区で酒を飲んで車を運転するなどしたほか、同6月に東広島市で車を運転中、あおり運転をされたと勘違いし後続の車の運転手を殴ったとして、それぞれ起訴された。 広島地裁で今月4日にあった両罪の公判で起訴内容を認めたため、処分を決定した。管理する立場の町民生活部長、地域みらい課長、環境センター所長も訓告とした。 町は職員が昨年12月に道交法違反容疑で逮捕された後、町の判断で未消化の年休2日分を取得させ、その後を欠勤扱いとしていた。全員協ではこの対応に批判の声が上がり、山崎真紀副町長は「申請がないのに年休取得を承認したことは適切ではなかった。(年休分の給与の)返還を求めることを検討する」と陳謝した。

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