訪問販売で知り合った高齢女性から現金をだまし取っていたとして、60歳の男が再逮捕されました。 詐欺の疑いで逮捕されたのは、愛知県名古屋市天白区に住むリフォーム業の男(60)です。警察によりますと、男は2019年にリフォーム工事の訪問販売で知り合った浜松市中央区に住む女性(85)に対し、2024年11月上旬「材料費としてお金を貸してほしい」「工事の収入で返済する」などといった電話をかけ、女性から現金5万円をだまし取った疑いが持たれています。 2024年11月、浜松市内の銀行から「高齢者が金を貸すために出金したがっているが詐欺ではないか」と警察に通報があったことで事件が発覚しました。調べに対し、男は容疑を認めているということです。 警察によりますと、同様の手口でこの女性から約1000万円を受け取っていて、裁判所から女性に現金を返すよう命令を受けていたにもかかわらず、2024年10月ころから再び、現金を10回以上受け取っていたということです。 この男は、静岡県磐田市に住む高齢男性に対して、外壁塗装工事の契約の際、クーリングオフに関する説明を故意にせず契約解除などが記載されていない書面を交付したとして、2025年2月、特定商取引法違反の疑いで逮捕されています。 警察が捜査を続けるとともに、訪問販売などで心配になったら迷わず周囲に相談するよう呼びかけています。