親パレスチナ学生抗議運動リーダーの逮捕、トランプ氏「最初の1人」

【AFP=時事】米コロンビア大学での親パレスチナ派デモを主導していた元学生リーダーが逮捕されたことを受け、ドナルド・トランプ大統領は10日、「これは最初の1人だ」と述べ、さらなる取り締まりを強化する方針を示した。同大があるニューヨークでは同日、この逮捕に抗議するデモが行われ、約1000人が参加した。 逮捕されたのは、パレスチナ自治区ガザ地区に対するイスラエルの戦争行為に抗議する運動の中心人物で、最近コロンビア大学を卒業したマフムード・カリル容疑者。永住権(グリーンカード)を保持しているものの、9日に米移民当局によって拘束された。 トランプ氏は10日、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」に、「コロンビア大学や全米の他の大学には、いまだにテロ支持者、反ユダヤ主義者、反米活動に関与する学生がいることを我々は知っている。トランプ政権はこれを容認しない」と投稿。「これは、今後続く多くの逮捕の最初の一例だ」と述べた。 米国土安全保障省(DHS)はカリル容疑者の逮捕について、「ハマスに関連する活動を主導した。ハマスはテロ組織に指定されている」と主張し、今回の逮捕は「国務省と連携して行った措置だ」と説明している。【翻訳編集】 AFPBB News

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