公共施設の改修工事をめぐり入札に参加する業者の情報を漏らすなどしたとして、多久市の課長と佐電工の社員が逮捕・送検された事件で、佐賀地検は官製談合防止法違反などの罪で2人を略式起訴しました。 11日、佐賀簡易裁判所に略式起訴されたのは、多久市の当時の総合政策課長(58)と、佐電工の当時の営業部長(55)の2人です。 総合政策課長は多久市のテニス場にある照明設備の改修工事の競争入札で、営業部長に参加企業名を入札前に伝えたとして官製談合防止法違反の罪で、営業部長は入札に参加した7社に自分の会社より高い金額で入札するよう依頼したとして、公契約関係競売入札妨害の罪で略式起訴されました。 入札は最低価格を提示した業者が落札するもので、この結果、照明設備の改修工事は営業部長の会社が1880万円で落札していました。