ウェブサイト運営会社「オウケイウェイヴ」(東京)の株を巡り、未公表情報を基にインサイダー取引をしたとして、証券取引等監視委員会は11日、金融商品取引法違反の疑いで、東京都港区のコンサルティング会社「エムズ・コンサルティング」の代表取締役佐久間将司容疑者(53)を東京地検に告発した。東京地検特捜部が2月、同法違反容疑で逮捕していた。 告発容疑は2022年4月中旬ごろ、オウケイ社が資金運用委託先から約49億円を回収できない恐れがあると知り、損失回避のため、公表前にオウケイ社株11万株を計約3400万円で売却した疑い。エムズ社はオウケイ社と財務アドバイザリー契約を結んでいた。