逮捕の男「女性に貸すため借金」 傷数十カ所、強い殺意か

東京都新宿区の路上で女性が刺され死亡した事件で、殺人未遂の疑いで現行犯逮捕された高野健一容疑者(42)が「女性に金を貸すために貯金を崩し、消費者金融に借金をした」と供述していることが12日、警視庁捜査1課への取材で分かった。首や胸には数十カ所の刺し傷があり、同課は強い殺意があったとみて容疑を殺人に切り替え調べている。 女性は佐藤愛里さん(22)。高野容疑者は2023年、貸した金の返済を求めて提訴。訴訟記録によると、容疑者は生活費などの名目で金を無心され、22年9~11月に12回にわたり計約254万円を送金したと主張した。判決は佐藤さんに返済分を除く約250万円の支払いを命じた。

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