東京・新宿区で動画配信中の女性が殺害された事件で、逮捕された男が「借金を返済しない被害者が、配信で稼いでいくことにやりきれなくなった」などと供述していることが分かりました。 この事件は11日、新宿区高田馬場の路上で動画を配信していた佐藤愛里さん(22)が頭や首などを刺されて死亡し、高野健一容疑者(42)が殺人未遂の現行犯で逮捕されたものです。 司法解剖の結果、佐藤さんの死因は首への致命傷を含め30カ所以上の刺し傷による出血性ショックでした。 また、その後の調べで高野容疑者は「借金を返済しない被害者が配信で稼いでいくことにやりきれなくなった」という趣旨の供述をしていることが分かりました。 これまでに「佐藤さんに200万円以上貸していた」と供述していて、警視庁は金銭トラブルをきっかけに高野容疑者が恨みを募らせ犯行に及んだとみて捜査しています。