“転売目的”玄米を盗んだ疑い 青森市内の37歳男を逮捕

青森市で3月、倉庫から玄米を盗んだ疑いで市内に住む37歳の男が逮捕されました。被害者は悲痛な胸の内を明かしました。 「1回目はしょうがないと思ったけど、2回目はけんかを売られているような気持ち。絶対に許せない」 被害者によりますと、3回にわたって、倉庫に保管されていた玄米650キロ余りが盗まれました。被害者はこの3回目に、袋の中に紛失したものを追跡することができるスマートタグを仕込み、そのスマートタグが警察の捜査や人物の特定につながりました。 窃盗と建造物侵入の疑いで逮捕されたのは、青森市新城の会社員 大矢一樹容疑者(37)です。 警察によりますと、大矢容疑者は3月2日から3日にかけて、青森市内の倉庫に侵入し、玄米2袋など時価およそ2万8000円相当を盗んだ疑いが持たれています。 調べに対し、大矢容疑者は容疑を認めていて、動機については転売目的としています。 盗まれた玄米2袋は実際に販売されていて、転売先から警察が押収したということです。1袋あたり30キロあることから、警察は他にも共犯者がいる可能性もあるとみています。 また、市内では他にもコメの盗難についての被害届が出されていて、警察は余罪についても捜査を進めています。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加