「患者の安心・安全につながる指導・勧告命令など第一に期待」市民団体が青森県に『院内の調査』要請【みちのく記念病院・殺人隠蔽事件】

青森県八戸市の「みちのく記念病院」で、元院長と医師が院内での殺人事件を隠した疑いで逮捕・起訴されたことを巡り、市民団体が県に対して院内が適正な環境にあるかなどの調査を要請しました。 「市民の人権擁護の会 日本支部」の小倉謙代表は13日、県庁を訪れ、県の医療薬務課と障がい福祉課に要請書を手渡しました。 八戸市の「みちのく記念病院」では、2023年に起きた病院内での殺人を隠蔽した疑いで、当時の院長・石山隆被告(61)と医師の石山哲被告(60)が逮捕・起訴されています。 13日の要請では、病院で違法な身体拘束が行われていないかや、第三者による調査委員会を設置することなど8項目が盛り込まれています。 要請に対し、県は「法令に則り真摯に対応していきたい」としています。 市民の人権擁護の会 日本支部 小倉謙 代表 「患者の安心・安全につながるような指導・勧告命令などがなされることを第一に期待している」 県と市は3月7日に、「みちのく記念病院」が複数の病室で定員を超える患者を入院させていたことなどから改善勧告の行政指導をしていて、今後、行政処分を行うかも検討しています。

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