青森市の倉庫から玄米を盗んだ疑いで市内の男の身柄が検察庁に送られました。 男は盗んだ玄米を直接会って取引するための掲示板アプリを使って転売していたことが捜査関係者への取材で新たに分かりました。 逮捕された青森市新城の会社員の大矢一樹容疑者37歳の身柄は、きょう午後検察庁に送られました。 大矢容疑者は今月2日から3日にかけて青森市のコメ農家の男性の倉庫に侵入し「はれわたり」の玄米をあわせて60キロ盗んだとして窃盗と建造物侵入の疑いが持たれています。 被害を受けた男性によりますと、この倉庫からは3回にわたって玄米あわせて660キロが盗まれています。 捜査関係者によりますと、大矢容疑者は盗んだ玄米を購入者と直接会って取引するための掲示板アプリを使って転売していたことが新たに分かりました。 また購入した人は盗品だとは知らなかったということです。 調べに対して大矢容疑者は「転売目的で盗んだ」と容疑を認めています。 警察が市内で発生している他のコメの窃盗被害と大矢容疑者の関連を慎重に調べています。