N党・立花孝志党首 ナタ?で襲われ流血 演説前…左耳「とれかけていた」も命の別条なし 30歳男を逮捕

政治団体「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首が14日午後5時過ぎ、東京・霞が関の財務省近くの路上で男に頭部をナタのような刃物で切りつけられ左耳付近を負傷した。命に別条はない。救急搬送されて治療後、自身のSNSに「頭皮は完全にアウトで、皮膚移植が必要」「実は耳とれかけていた」などと投稿した。 警視庁は殺人未遂容疑で自称東京都杉並区、無職宮西詩音容疑者(30)を現行犯逮捕。「殺そうと思いナタを振り下ろした」と供述している。 立花氏はあす16日投開票の千葉県知事選に立候補しており、14日午後5時から財務省前で開催される「財務省解体デモ」に参戦し選挙運動すると予告していた。演説現場はライブ配信されており、午後5時ごろ到着した立花氏は「写真撮影、握手をしましょうか」と呼びかけ、画面から消えた。約2分後「暴漢に思いっ切り殴られました」と左耳を押さえて戻ってきた。 党関係者によると、写真撮影希望者の列に宮西容疑者とみられる男が「握手だけでいい」と割り込むように入った。列に並んだ後、落としたライトを立花氏が拾おうとしたところ、頭部めがけナタのようなものを振り下ろしたとの目撃情報も。犯行後「失敗しちゃった」とつぶやき、取り押さえられた後も時折、笑みを見せた。 立花氏は負傷後も約6分間演説。「顔に心当たりはない。政治をやる以上、言葉の暴力ではなく(実際の)暴力というものと戦っていかなきゃと思ってます」などと話した。 宮西容疑者は「他の議員を自殺に追い込むようなやつだからやった」とも供述。立花氏は兵庫県知事の疑惑告発文書問題を追及した竹内英明県議の情報をインターネットで発信。竹内氏は議員辞職し、その後死亡した。立花氏は兵庫県内で千葉県知事選の選挙運動を展開。自身を批判するプラカードを掲げた人に詰め寄ることもあったという。兵庫県知事選では斎藤知事を応援する“2馬力選挙”が物議を醸した。

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