一方的に好意寄せる女性に対する不同意わいせつ未遂、ストーカー行為などの罪で男に懲役6年の判決(島根)

2024年9月、出雲市に住む女性の自宅に侵入し、女性を押し倒すなどの暴行を加え、無理やり性交しようとしたなどとして、不同意わいせつ未遂などの罪に問われた男に対する判決公判が17日松江地裁で開かれ、被告の男に懲役6年の実刑判決が言い渡されました。 判決を受けたのは、出雲市の調理師の男(31)です。 被告の男は、2024年9月20日午前7時前、好意を抱いていた勤務先の40代の同僚女性の自宅に金づちなど使って窓ガラスを割って侵入。その後、帰宅してきた女性に突然抱きついて押し倒すなどの暴行を加えた上、無理やり性交しようとしたということです。偶然女性宅に訪問した配達員に、被告の男と女性がもみ合っているのを発見されたため、目的を遂げず現場から逃走。男はその後警察に出頭し、逮捕されました。 男は、一方的に好意を寄せる被害者の女性に対し、その年の1月に職場の駐車場で車の中に押し込みキスをしようとしたものの目的を遂げられず、それに対する怨恨の感情を満たそうと、女性の車にGPS機器をつけ行動を把握するストーカー行為も繰り返していて、不同意わいせつ未遂、ストーカー規制法違反、住居侵入、不同意性交等致傷の罪に問われています。 17日に松江地裁で開かれた判決公判で芹澤俊明裁判長は、「金づちを用意して侵入するなど計画的な犯行で、強固な執着心で身勝手な行動をしたことで、被害女性に与えた精神的な苦痛は多大」だったなどとして求刑10年に対し、懲役6年の実刑判決を言い渡しました。 弁護側は、被告と相談した上で控訴するかどうかを決めるとしています。

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