茨城県警は17日、同県茨城町、地方公務員、男性(34)が、大阪地方検察庁の検事を名乗る女らに現金約1050万円をだまし取られたと発表した。県警はニセ電話詐欺とみて調べている。 県警組織犯罪対策1課によると、11日、男性の携帯電話に大阪地方検察庁の検事を名乗る女から「ある男をマネー・ロンダリングの事件の主犯格で逮捕している」「あなたは捜査の対象となっている」「特別措置として電話で聴取を行う」などと連絡があった。さらに電話を代わって出た警察官を名乗る男からLINE(ライン)IDを伝えられ、男性はアカウントを登録した。 翌12日、ラインで大阪地方検察庁の検事を名乗る男から「あなたの口座に犯罪に関係するお金があるか確認する必要がある」「あなたの口座のお金を指定する口座に入れてください」などと言われ、男性は同日、指定口座に現金計1050万円を振り込んだ。