3月15日、鹿児島県大島郡与論町で71歳の兄に暴行を加えけがをさせたとして、傷害の疑いで逮捕された男の身柄が18日、鹿児島地方検察庁に送られました。 暴行を受けた兄はその後、死亡しました。 傷害の疑いで送検されたのは与論町立長の農業、上野喜佐吉容疑者です。 警察によりますと、上野容疑者は3月15日の朝、自宅で兄の上野富三さんの顔を複数回殴るなどの暴行を加えてけがをさせた疑いがもたれています。 富三さんは心肺停止の状態で病院に運ばれましたが、その後、死亡が確認されました。 死因は外傷性ショックで、上野容疑者は調べに対して「兄を素手で殴ってけがをさせたことは間違いない」と容疑を認めているということです。 警察は暴行と死亡との因果関係などさらに調べを進めています。