工藤会系組幹部の控訴を棄却 建設会社会長の射殺など7つの事件 これまでに控訴した33人全員に有罪判決

建設会社会長の射殺事件など7つの事件に関与したとされ、殺人などの罪に問われている工藤会系組幹部の裁判で、福岡高裁は無期懲役とした1審判決を支持し、被告側の控訴を棄却しました。 工藤会系組幹部の田口義高被告(59)は、2011年に建設会社の会長が銃撃され殺害された事件や、2012年に福岡県警の元警部が銃撃された事件など、7つの事件に関与したとして殺人などの罪に問われています。 19日、田口被告が欠席する中で開かれた控訴審の判決公判で、市川太志裁判長は1審判決について「故意や共謀を認めた判断に不合理な点はない」などとして控訴を棄却しました。 福岡県警が2014年以降、工藤会の壊滅を目指して行った「頂上作戦」では、一般市民などを襲った17の事件で39人の工藤会系組員が逮捕・起訴されました。 今回の田口被告に対する判決で、控訴していた33人全員が有罪判決を受けた形です。

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