北海道・苫小牧市で3月23日未明、タクシー運転手の顔を殴ってケガをさせ現金を盗んだとして、31歳の男が逮捕されました。 強盗致傷の疑いで逮捕されたのは、苫小牧市に住む職業不詳の男(31)です。 男は23日午前2時50分ごろ、苫小牧市大町2丁目で停車中のタクシーの中で男性運転手の顔を後部座席から複数回殴ったり、髪を引っ張ったりするなど暴行を加え、助手席に置かれていた現金1万2000円を盗んだ疑いがもたれています。 運転手は顔に皮下出血や擦り傷を負うけがをしました。 警察によりますと、タクシー会社から「運転手が客から暴行された」と通報があり事件が発覚しました。 通報から約30分後、数百メートル離れた飲食店街の路上で「酔っ払いが通行人に絡んでいる」と通報がありました。 警察官が現場に駆け付けたところ、タクシーの強盗致傷事件で逃走した男と人相や服装が似ていたことなどから男を緊急逮捕しました。 男は当時、酩酊状態でした。 警察の調べに対し男は、犯行については何も語っていないということです。