高畠町の職員が官製談合と収賄の容疑で逮捕されたことを受け、町はきょうから再発防止を目的に、職員を対象としたコンプライアンス研修会を開いています。 高畠町 髙梨忠博 町長「このたび発生した2件の事件とも行政マンとしてのコンプライアンスの欠如によるものと判断いたしました」 高畠町の職員による官製談合事件は、町が去年11月に行った橋の補修設計業務の 指名競争入札において、建設課の職員が建設関連会社に予定価格などを教え、見返りとして現金およそ100万円を受け取ったとされるものです。 この職員は官製談合と収賄の容疑で先月と今月にかけて2度逮捕されています。 職員の逮捕を受け、町は再発防止のため、入札制度を見直すための検討委員会を今月17日に設置しました。 また、町では全職員(約320人)を対象にしたコンプライアンス研修会をきょうから始めました。 日本マネジメント協会の野口裕一さんを講師に、不祥事が起きない職場の環境づくりや公務員としての意識を学ぶということです。 研修会はきょうとあすで3回実施され、職員はそのいずれかの回に参加します。 きょうは2回実施され、職員262人が参加するということです。 町ではこうした取り組みを通して、再発防止に努めたいとしています。