「チケット売る」と噓の投稿で代金詐取 中高生3人を逮捕 不正入手回線悪用か

交流サイト(SNS)に「コンサートのチケットを売る」などと噓の投稿をし、スマホ決済サービス「PayPay(ペイペイ)」に送金された代金をだまし取ったとして、警視庁サイバー犯罪対策課は詐欺などの疑いで、沖縄県南城市の中学3年生の少年(15)、東京都八王子市の高校2年生の少年(17)=家裁送致=ら3人を逮捕した。 高校2年の少年は、既に逮捕された別の中高生が対話型生成人工知能(AI)を悪用するなどして不正契約した楽天モバイルの回線を使い、ペイペイを通じて送金させたとみられる。少年は「SNSで知り合った人から譲り受けた」と供述している。 3人の逮捕容疑は昨年1~9月、X(旧ツイッター)にチケットを売ると噓の書き込みをし、東京都の20代の女性ら男女9人に現金計約30万円を送金させたとしている。サイバー犯罪対策課によると、いずれも容疑を認め「オンラインカジノに使った」と供述している。 3人はSNSで知り合い、情報共有しながらそれぞれ単独で犯行に及び、被害額は計1150万円に上るとみられる。犯行に使われたSNSやペイペイのアカウントはいずれも他人名義で、フィッシングなどで得たとみられる。

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