「カードローンがあり自由になる金がなかった」山口市の小学校に勤務 事務職員(30) PTA会費などから総額148万円を横領・不正受給で懲戒免職

山口県教育委員会は勤務する学校の会計からおよそ120万円を横領し、住宅手当など32万円を不正受給したとして山口市の小学校の事務職員と、不同意わいせつの容疑で逮捕された総合支援学校の教諭を懲戒免職処分としました。 県教育委員会が会見で明らかにしました。 山口市の佐山小学校に勤務する男性事務職員は去年4月からことし1月、業務として管理していたPTA会費や親睦会費などから口座の金を別の口座に移す過程で、その一部、総額107万円を横領しました。 去年5月からことし1月にかけては転居を届け出ず、住宅手当や通勤手当、総額32万円を不正に受給しました。 2022年度に勤務していた美祢市の於福中学校でもPTA会費などから9万円を横領していたということです。 今年1月に山口市内の全公立小中学校を対象にした帳簿の点検で発覚しました。職員は「カードローンがあり自由になる金がなかった」と話しているということです。 県教委はこの職員をきょう付けで懲戒免職処分とし、監督責任者として校長も減給3か月としました。 このほか、2024年10月、下関市内の路上で面識のない女性のでん部を触ったとして逮捕された下関総合支援学校の男性教諭も懲戒免職処分としました。

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