直方市の高齢女性から金をだまし取ろうとした疑いで、１７歳の受け子の少年が現行犯逮捕されました。 女性の「だまされたふり」にだまされたということです。 警察によりますと、３月２５日、直方市に住む８０代の女性の家に、息子を名乗る男から「株で儲かったが税金を滞納していた。支払いの必要があるのでいくらか用意してほしい」と電話がありました。 女性は翌日以降複数回にわたり、法律事務所の人間を装って自宅を訪問してきた男に現金２３０万円と貴金属約５００グラムを渡したということです。 その後の３月３０日に、女性が実の息子と電話で話したところ、声が違うことに気づき警察に通報しました。 女性は、翌３１日にも現金の受け渡しの予定があったことから、だまされたふりを続けます。 そして先月３１日正午ごろ、訪れた男ににせの現金が入った封筒を手渡し、一部始終を確認した警察が、福岡市博多区に住む自称アルバイトの１７歳の少年を詐欺未遂の疑いで現行犯逮捕しました。 少年は「受け子」とみられますが、認否は明らかにされていません。