ホストクラブにおよそ1000万円の未払い金がある女性を、みだらな接客行為をする風俗店で働かせる目的で店に紹介したとして、会社役員の男が逮捕されました。 職業安定法違反の疑いで逮捕されたのは、東京都新宿区の会社役員、榎田貴弘容疑者(38)です。 警察によりますと、榎田容疑者は2020年6月、名古屋市中区の錦三丁目にある無店舗型性風俗店=デリバリーヘルス店が、不特定多数の男性客に対し、みだらな接客行為をさせる店であることを知りながら、当時26歳の女性をこの店の従業員に引き合わせ女性を雇い入れさせた疑いが持たれています。 警察の調べに対し、榎田容疑者は「間違いありません」と容疑を認めています。 女性は、ホストクラブに約1000万円の未払い金があり、「未払い金を支払うために紹介された」などと話しているということです。 榎田容疑者は「5、6年前から全国で2000人くらいの女性をデリヘルなどに紹介してきた」と供述していて、警察は余罪など詳しく調べています。