【AFP=時事】インドの警察は3日、現代世界と接触のない孤立部族が住むことで立ち入りが厳しく制限された島に、ココナツとダイエットコークの缶を持って忍び込んだ米国人観光客を逮捕したと発表した。 米国人のミハイロ・ビクトロビッチ・ポリャコフ容疑者(24)は、インド・アンダマン諸島にある北センチネル島の制限区域に立ち入り、約150人しかいないとされる先住民センチネル族と会おうとした。 センチネル族を外部からの病気から守り、またその生活様式を保護するために、インド人、外国人を問わず、北センチネル島から5キロ圏内(約3マイル)への立ち入りは禁止されている。 現地警察関係者によると、ポリャコフ容疑者は逮捕後、裁判所に出廷し、さらなる取り調べのために3日間勾留されている。 センチネル族は、2018年に違法上陸した米国人宣教師ジョン・アレン・チャウ氏(当時27)を殺害したことで国際的な注目を集めた。インドの法律により島への立ち入りが禁止されているため、チャウ氏の遺体は回収されず、その死に関する調査も行われなかった。 警察関係者によれば、ポリャコフ容疑者はセンチネル族の気を引こうと、島の沖合で約1時間にわたり笛を吹き続けた後、上陸。「約5分間だけ滞在し、岸に供え物を置き、砂のサンプルを集め、動画を撮影してから自分のボートに戻った」。 ポリャコフ容疑者が携行していたアクションカメラの映像を確認したところ、制限区域である北センチネル島への侵入と上陸が記録されていたという。 警察によると、ポリャコフ容疑者は上陸から約2日後の3月31日夜に逮捕されたが、ここ数か月で2回、この地域を訪れていた。【翻訳編集】 AFPBB News