広末涼子容疑者10日間の勾留決定…自宅に強制捜査も違法薬物見つからず 事故前は台湾ライブや映画撮影行う

俳優・広末涼子容疑者(44)の逮捕から3日目。 東京都内にある広末容疑者の自宅周辺には「静岡県警」と書かれたベストを着た捜査員の姿。 取り調べでも不審な言動が見られていましたが、静岡県警は10日朝、危険運転致傷の容疑で広末容疑者の自宅の家宅捜索に入りました。 捜査関係者によりますと、広末容疑者は任意の薬物検査に応じていて、その結果、覚醒剤などの違法薬物は検出されなかったということです。 また、10日の家宅捜索でも違法な薬物は見つからなかったと分かりました。 警察は、より詳細な本鑑定を行い、市販薬などが事故につながった可能性も含めて捜査をしています。 9日に続き、10日も検察での取り調べを受けたとみられる広末容疑者。 広末容疑者について裁判所は10日午後、勾留を認める決定を下したのです。 事件の発端は7日の午後6時50分ごろ。 新東名高速のトンネル内で広末容疑者が起こした大型トレーラーへの追突事故でした。 事故直後のドライブレコーダーの映像を見ると、路面には破片が散乱。 広末容疑者が運転していたとみられる車のそばには、しゃがみこんでいる人の姿が確認でき、駆けつけた警察官が声をかけていました。 この事故で、足を打つなどのけがをした広末容疑者。 このあと、救急搬送された病院で看護師に暴行を加え、現行犯で逮捕されました。 広末容疑者が事故を起こす直前に立ち寄っていたのが、事故現場から約30km離れた浜松SA。 そこでは、利用者に自らの名前を名乗りながら声をかけたり、抱きつくなどの不審な行動が目撃されていました。 サービスエリアの関係者は、不審な人物が上げていた大声を耳にしたといいます。 浜松SAの関係者: 姿は見えなかったが、50メートル先くらいからでも声が聞こえた。1人が上げるかなり大きな声が響いていて、「あいうえお」でいうと「お」に近い声で、男性か女性か判断がつかなかったくらいの大声だった。当時のSAには人が少なかったので、大きな声はかなり響いていた。 このサービスエリアを出た直後に自らが運転する車で事故を起こした広末容疑者。 一連の事件が起きるまでに一体、何があったのでしょうか。 直前の行動を取材しました。 事件の約10日前の3月28日、広末容疑者は台湾を訪問。 空港で出迎えた現地のファンに駆け寄り、笑顔でサインに応じていました。 台湾を訪れた目的は、翌29日に開催された「音楽フェス」への出演。 ヒット曲「大スキ!」などを熱唱したという広末容疑者は、自身のインスタグラムに真っ赤なノースリーブのドレス姿を披露し、「本当に素晴らしい時間をありがとうございました!」と感謝の気持ちをつづっていました。 そして帰国後、事件の直前に奈良県で映画の撮影に臨んでいたことが分かっています。 2026年公開予定で奈良県を舞台に「骨髄バンク」をテーマとした映画の撮影に参加していた広末容疑者。 奈良市によると、映画への出資はしていないものの、ロケ地の紹介や公式SNSでエキストラ募集などの撮影協力をしていたといいます。 取材班が向かったのは、桜の名所として知られる奈良・吉野町。 事故を起こす3日前の4月4日、この町で撮影が行われ、広末容疑者も参加していました。 撮影を見ていた地元の人によると、撮影中の広末容疑者は「出演者たちと仲良く話をしていて、撮影は順調に進んでいるように見えた」といいます。 近所の住民には、「映画見てくださ〜い」などと元気な様子で手を振っていたという広末容疑者。 テレビのイメージどおりの明るく無邪気な様子だったといいます。 翌日の5日には奈良市役所でも撮影。 しかし、その後、事件を受け、市には今後の撮影については「一度延期する」との連絡があったといいます。 2024年2月、所属事務所から独立し個人事務所を立ち上げたばかりだった広末容疑者。 広末涼子容疑者(去年9月): 自分のプロデュースとか、自分のお仕事を自分でちゃんとジャッジしていくっていう部分では本当に新米なので、そこは自分の中でも勉強していきつつ進めていけたらいいなと。 映画撮影を行った奈良県からの帰り道とみられる高速道路で、なぜ事故を起こしてしまったのか。 そして10日午後5時前、広末容疑者の身柄は静岡地裁・浜松支部から再び浜松西警察署へ。 広末容疑者について裁判所は先ほど、10日間の勾留を認める決定をしました。 容疑は傷害で、勾留期限は4月19日となります。 今後、警察署で勾留されたまま取り調べを受けることになります。

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