国の新型コロナウイルス対策給付金の不正受給を巡り、元中国外交官らが逮捕された事件で、警視庁公安部は7日、新たに従業員8人の勤務状況を偽り給付金をだまし取ったとして、詐欺容疑で、中華料理店運営会社社長で中国籍の徐耀華被告(63)=詐欺罪で起訴=を再逮捕した。逮捕は3回目。公安部は認否を明らかにしていない。 再逮捕容疑は令和2年9月~4年12月、当時の従業員8人について実際よりも少ない日数で勤務したと偽り、「新型コロナウイルス感染症対応休業支援金・給付金」を計97回にわたり申請させ、計約2530万円をだまし取ったとしている。 徐容疑者はかつて、在日中国大使館で3等書記官を務めていた。店には大使館関係者らが多く出入りしていたとされる。