70人が消防士としての第一歩を踏み出しました。矢巾町の県消防学校で入校式がありました。 入校したのは、県内12の消防本部に新たに採用された18歳から30歳までの男女70人です。 式では、福士昭校長が「複雑化し予測のつかない災害に備えることは極めて重要な課題」と述べ「訓練に真摯に取り組みしっかりとした土台をつくって頂きたい」と激励の言葉を贈りました。 入校生を代表して宣誓したのは、大船渡地区の消防本部に採用された金野豪さんです。 金野さんはこれまで地元・大船渡市で鉄道会社に勤めていましたが、家族の応援もあり幼いころからの夢に挑戦しました。 入校生は半年間、消防職員として必要な訓練を受けたあと10月からそれぞれの消防本部で働きます。 盛岡市にある県警察学校でも入校式が行われ、初任科生として採用された100人が式に臨みました。 代表して粕谷龍生さんが決意を述べると、増田県警本部長は、「力強さの中に優しさを兼ね備えて大きな人間に成長してほしい」と訓示しました。 入校生たちは寮生活を送りながら法律や逮捕術などを学び1人前の警察官を目指します。