大阪府警の警察官などを名乗る男からかかってきた電話での話を信じて、糸島市の76歳の女性があわせて2600万円をだまし取られるニセ電話詐欺事件が発生しました。 警察によりますと、ニセ電話詐欺の被害に遭ったのは、糸島市の飲食店経営の女性(76)です。 3月31日、女性宅の固定電話に、大阪府警捜査2課の警察官を名乗る男から電話があり、「特殊詐欺の犯人を逮捕しており、あなたは共犯者として疑われている」などと言われました。 さらに、検察官を名乗る男から「郵便局と銀行に行って、現金200万円を振り込んでほしい」などと言われ、信用した女性は3月31日から4月6日までの間に、13回にわたり200万円ずつ、あわせて2600万円を指定された口座に振り込みました。 糸島警察署に6日、福岡県警本部から「おかしな振り込みをしている」と連絡があり、警察官が女性に確認したところ、詐欺とわかったということです。 警察は「警察官が『捜査のためにお金を送金させること』はありません」と注意を呼び掛けています。