青森警察署によりますと先月31日、青森県内に居住する60歳代の女性の自宅固定電話に自動音声の着信がありガイダンスに従って操作したところ、総務省職員を名乗る女性に電話がつながり ・あなたの電話が犯罪グループに使われている。 ・あなたの固定電話と携帯電話が使えなくなる。 などと言われました。 次に愛媛県松山警察署の金本誠から電話があり、金本の指示でLINEアカウント「金本誠」を追加させられLINEのビデオ通話を開始すると、女性は金本から ・ヤマダコウスケという主犯が犯罪で手に入れた金をあなたの口座に送ったと言っている。 などと言われました。 翌4月1日、金本から女性の名前が記載された逮捕状の写真がLINEメッセージで送られてきた後、金本からLINE通話で ・あなたに逮捕状が出ています。 などと言われました。 その後、金本の上司のカミヤリョウを名乗る男性も登場し、女性は金本とカミヤの2人からLINE通話で、 ・優先調査をして無罪を証明して欲しい。 ・紙幣の番号を調べれば、犯罪に加担していないかどうか分かる。 ・200万円を振り込んでほしい。 などと言われ、カミヤから指定された個人名義口座に2回にわたり現金合計200万円を振り込みました。 その後、警察官が現金を要求することに不信感を抱き、青森警察署に相談した結果、詐欺被害に気付いたということです。 警察は警察官が、現金の振込を指示することや金品の要求をするのは詐欺だとして注意を呼びかけています。