《本人は当面の間すべての芸能活動を自粛する運びとなりました》 4月8日、所属する個人事務所『株式会社R.H』の公式サイト上でこう発表されたのは、同日に静岡県内の病院で看護師を蹴るなどして逮捕されていた女優の広末涼子容疑者(44)だ。 各社報道によると、広末容疑者は7日夕ごろ、掛川市の高速道路を運転中、大型トレーラーに追突する事故を起こし、島田市内の病院に搬送。8日0時ごろ、この病院で女性看護師を蹴ったり腕を引っ掻いたりするなどして怪我を負わせたとし、現行犯逮捕されたという。 そして広末の事務所は8日、公式サイト上で《このたび、弊社代表取締役の広末涼子が逮捕されました。静岡県内にて本人が運転する車による交通事故を起こし、搬送先の病院において一時的にパニック状態に陥った結果、医療関係者の方に怪我(けが)を負わせてしまいました》とコメントを発表し、被害者や関係者に謝罪した上で、冒頭のように続けた。 広末容疑者といえば、’23年6月に「週刊文春」で有名シェフ・鳥羽周作氏(46)とのW不倫が報じられ、一時メディア出演が激減。しかし、最近では“本格復帰”への道筋が見え始めているところだった 「報道後、広末さんが当時所属していた事務所『フラーム』からは無期限の謹慎処分が発表され、CMや映画、テレビ番組を相次いで降板。7月にアーティストのキャンドル・ジュン氏とも離婚していました。 そして、’24年2月に26年間所属したフラームから独立してR.Hを設立し、同年7月にファンクラブを開設すると、12月に約25年ぶりとなる音楽ライブも開催。今年2月に地元・高知県では『広末涼子の高知でやりたいこと10』(テレビ高知)という特番も放送され、3月28日に放送された『ザ・共通テン』(フジテレビ系)で約2年ぶりの全国地上波出演も果たしています。5月には朗読劇『星の王子さま 朗読と音楽が奏でる心の旅』に出演予定でしたが、運営側は中止の方向で動いているようです」(芸能記者) ’95年に14歳の若さで芸能界デビューし、歌手としては『MajiでKoiする5秒前』、『大スキ!』など数々のヒット曲を世に送り出してきた広末容疑者。いっぽう、女優としても高い評価を得てきた。 「不倫報道で芸能活動を一時休業していた広末さんですが、その間も女優業でのオファーは絶えなかったそうです。当初はスキャンダルの性質上、テレビ出演が難しいため、映像作品であればその煽りを受けにくいという事情もあったかもしれませんが、実際に広末さんは海外でも好評を博した’08年の映画『おくりびと』でヒロインを務め、’09年の『ゼロの焦点』など数々の話題作にも出演するなど、評価を受けてきましたから。 休業中は広末さんと長男の“親子共演”が打診されるも、“息子を使ってお金もうけをするほど私は落ちてはいない”とオファーを跳ねのけたという話もあったと聞きましたし、広末さんも女優としての実力には自信があったのでしょう」(前出・芸能記者) そんな広末容疑者は昨年8月に、高知新聞のインタビューで、こう語っている。 《母親であることと女優業が自分の両輪なんだと思っています。演じることは大好きなので続けていけたらうれしい。映画と舞台は一つずつ、来年から入らせていただく予定です》 広末涼子“完全復活”の日は、またしても遠のいてしまうのか。