警察官を装い、高齢の男性からキャッシュカードをすり替え盗んだとして、山口県警長府署は23日、自称北九州市八幡西区に住む会社員の男(24)を窃盗の疑いで逮捕しました。 警察によりますと、男は仲間と共謀して先月28日、下関市に住む男性(80代)に警察官を装い「事件の犯人を逮捕したが、犯人があなたの名前が書かれた書類を持っていた」「あなたが持っている口座や残高を教えてほしい」などと電話しました。その後、警察官を装って男性宅を訪問し、キャッシュカード2枚を盗んだ疑いがもたれています。男は受け取ったカードを封筒に入れ、男性がその場を離れた隙に別の封筒にすり替えていたということです。 男は「間違いありません」と、容疑を認めているということです。 男は下関市内のコンビニのATMで、74万3000円を引き出していました。警察は、犯行のいきさつや共犯の仲間の行方を捜査しています。