警察官などを名乗る人物から、現金を支払えば逮捕を免れることができるなどと言われ、福島県いわき市に住む40代の男性が、現金およそ540万円をだまし取られる被害にあいました。 なりすまし詐欺の被害にあったのは、いわき市に住む40代の男性です。 警察によりますと、3月18日、男性の携帯電話に自動音声で「携帯電話を2時間以内に停止します。案内される番号に電話してください」と連絡があり、男性が案内された電話番号に電話をかけました。 すると、警察官や検察官を名乗る人物から「あなたの携帯電話から大量の迷惑メールが発信されていて、警察に被害届が出ています。あなたを拘束するか逮捕するしかありません。現金を支払えば身柄の拘束や逮捕を免れることができます」などと言われ、指定した口座に現金約540万円を振り込み、だまし取られたということです。その後、不審に思った男性が警察に相談して発覚しました。 警察では、警察官などを騙る者から電話で現金を要求された場合は詐欺を疑い、家族や警察に相談することなどを呼びかけています。