8年前、埼玉県寄居町で路上を歩いていた女性に声をかけたうえ、「こっちに来い」と手首をつかんで公衆トイレに連れ込み、性的暴行を加えたとして、8日、男が逮捕されました。 強制性交の疑いで逮捕されたのは、沖縄県名護市の団体職員・与久田巧容疑者(43)です。 警察によりますと、与久田容疑者は2017年7月22日の深夜、埼玉県寄居町の公衆トイレの個室で県内に住む当時10代後半の女性に性的暴行を加えた疑いがもたれています。 与久田容疑者は、路上を歩いていた女性に「トイレどこにあるか分かる?」と声をかけ、女性の手首をつかみ、「こっちに来い」と公衆トイレに連れ込んで性的暴行を加えたということです。 現場付近に防犯カメラが少なかったことや、与久田容疑者が事件後、沖縄県に移住したことなどから捜査は難航しました。しかし、防犯カメラの解析技術が向上し、事件前に与久田容疑者と一緒にいた知人男性が特定されたことから捜査が進展し、与久田容疑者の逮捕に至りました。 取り調べに対し、与久田容疑者は「体には触ったが性的暴行は加えていない」と容疑を否認しています。