雇調金など不正受給疑い 三重労働局元非常勤職員ら逮捕 四日市南署

【四日市】新型コロナウイルス対策の助成金を不正受給したとして、三重県警四日市南署は8日、鈴鹿市一ノ宮町、三重労働局元非常勤職員森本利彦容疑者(53)と四日市市七つ屋町、海上運送会社「タカトモ」代表岡孝典容疑者(48)を逮捕した。 逮捕容疑は令和2年6月、同社の従業員を休業させたと偽った同年4月分の書類を提出し、三重労働局から雇用調整助成金(雇調金)と緊急雇用安定助成金計約72万円をだまし取った疑い。同署は2人の認否を明らかにしていない。 同署によると、森本容疑者は当時、労働局の非常勤職員で、社会保険労務士として同社の書類申請を代行していたという。同署は労働局が昨年3月に不正受給について公表したことなどを受け、捜査していた。 三重労働局によると、2人は共謀して虚偽の書類を提出し、雇調金など計約2892万円を不正受給していたほか、森本容疑者は四日市市内にある2事業所の不正受給にも関与していた。

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