【鳥羽】三重県の鳥羽市は8日、他人の名前で虚偽の文書を作成したなどとして有印私文書偽造・同行使の疑いで逮捕された上村渡・元環境課長(59)を同日付で停職2月の懲戒処分としたと発表した。 市は処分理由について「市職員としての信用を著しく失墜した」などとしている。元課長は同日付で依願退職した。 中村欣一郎市長は「多くの皆さまに迷惑をかけ、改めておわび申し上げる。綱紀粛正を徹底し、市政に対する信頼を回復できるよう全力で取り組む」とのコメントを出した。 また、津地検伊勢支部は同日、元課長を起訴猶予により不起訴処分とした。地検は「事実は認められるものの、諸般の事情を総合的に考慮して判断した」としている。