柏崎市で女性が現金350万円をだましとられる特殊詐欺事件がありました。被害にあったのは柏崎市に住む30代の女性です。 警察によりますとことし3月26日頃、女性のスマートフォンに「総務省」や「兵庫警察署の警察官」を名乗る男から電話があり、「あなたの電話から迷惑メールが多数送信されている」「あなたの個人情報で銀行口座が作られ、詐欺のお金が入っている」「極秘に捜査しているので、口外するとあなたも罪になる」などと言われました。 その後、女性はメッセージアプリに誘導され、ビデオ通話で警察手帳のようなものを見せられるなどしたといいます。 女性が相手とやりとりを続けていると、「検事」を名乗る男から、「あなたに逮捕状と捜索差押許可状が出ている」「資金洗浄に使われていないか確認する」などと言われ、女性は3月31日に指定された口座に350万円を送金したといいます。口座は国内の個人名の口座だったということです。 女性は相手から「現金は3日後に返す」と言われていましたが返金されず、連絡がとれなくなったことから詐欺被害を気付き警察に届け出ました。 警察は特殊詐欺事件として捜査しています。