盗難車に不正に取得したナンバープレートを付けて道路を走行したなどとして、警視庁と千葉県警の合同捜査本部は、道路運送車両法違反の疑いで、自動車整備会社社長、滝口洋一容疑者(50)=埼玉県川口市=を逮捕した。警視庁は認否を明らかにしていない。 逮捕容疑は2月、何者かと共謀した上で、不正に取得したナンバープレート2枚を盗難車の前面と後面に取り付け、同県八潮市内の道路を走行したとしている。 警視庁暴力団対策課によると、盗難車はトヨタの「アルファード」で、ネットオークションで安価に入手した同じ車種の古い型の車両から、車を識別する「車台番号」を盗難車に付け替えるなどしてナンバープレートを申請していたという。 令和5年9月に都内の暴力団事務所に車両が突入した事件の捜査の過程で発覚。合同捜査本部は関係先からアルファード約10台を押収し、盗難車が暴力団関係者に供給されていた可能性も含め、実態の解明を進める。