通行人から現金を奪うため鉄の棒で殴って殺害しようとしたとして、警視庁少年事件課は10日、住所・職業不詳の男性（19）と東京都八王子市の男性会社員（19）を強盗殺人未遂容疑で再逮捕したと発表した。男性会社員は「お金が欲しかった」などと容疑を認め、職業不詳の男性は黙秘しているという。 再逮捕容疑は2月1日午後9時5分ごろ、八王子市緑町の市道で、自転車で通りかかった男性（47）を鉄製の棒（長さ約1・2メートル）で殴って転倒させ、棒で頭部などを複数回殴り殺害しようとしたとしている。男性は顔の骨を折る全治2カ月のけがをした。 警視庁によると、2人は被害男性と面識はなく、事件の5日後に東京都立川市内で別の男性（42）を殴ってけがをさせ、約1万1000円を奪ったとして強盗致傷容疑で逮捕されていた。【菅野蘭】