外資系生命保険会社のプルデンシャル生命保険と持ち株会社のプルデンシャル・ホールディング・オブ・ジャパンが、元社員による詐欺事件をめぐって、金融庁から保険業法に基づく報告徴求命令を受けていることがわかった。 プルデンシャル生命をめぐっては、元社員が金銭詐取容疑などで逮捕される事例が相次いでいる。 2024年6月には、金沢支社に所属していた60代の元社員(2011年に退職)が、同社の契約者などに「元本を保証する」などと言って、投資名目で金銭をだまし取った容疑で石川県警に逮捕されている。同社によると退職後も犯行に及んでおり、1999年から2023年の24年間にわたって、契約者など34人から総額7.5億円を詐取していたという。