ガラス戸を火で熱し穴を開ける「焼き破り」という手口で会社役員宅に侵入し、かばんなどを盗んだとして、警視庁捜査3課は11日、窃盗容疑などで、自称清掃員の松波航平(29)=東京都足立区西新井本町、自称自営業の入江拓巳(30)=同区島根=両容疑者を逮捕した。 いずれも「身に覚えがない」などと容疑を否認しているという。 同課によると、同様の手口による被害は昨年3月以降、足立区や台東区などで約30件発生し、被害総額は計約3500万円に上る。同課は、両容疑者が関与した可能性もあるとみて調べる。 逮捕容疑は1月18日午前2~4時ごろ、葛飾区内の会社役員の男性(63)宅に勝手口から押し入り、現金約45万円とかばんなど計42点を盗んだ疑い。