フリーアナウンサー徳光和夫(84)が12日、パーソナリティーを務めるニッポン放送「徳光和夫 とくモリ!歌謡サタデー」(土曜前5・00)に出演。静岡県島田市の市立総合医療センターで看護師を蹴るなどしてケガを負わせたとして、傷害容疑で8日に静岡県警掛川署に現行犯逮捕された女優の広末涼子容疑者(44)について言及した。 広末容疑者は7日午後に主演映画の撮影のため訪れていた奈良県から東京方面へ戻る途中で事故を起こした。新東名高速道路の浜松市内のSAで休憩し、広末容疑者が乗用車を運転し出発後、大型トレーラーに追突した。同乗していたマネジャーと見られる男性とともに、島田市内の病院に搬送され、搬送先の病院で看護師に暴行を加えた。 県警は9日、広末容疑者を送検。10日には自動車運転処罰法違反(危険運転致傷)の疑いで東京都世田谷区にある自宅を家宅捜索。同日、広末容疑者は釈放されずに勾留請求された。 徳光は「人間はイメージだけで判断はできないなと」と前置きした上で「広末涼子さんは今でも好きな女優さんベスト3の1人」とコメント。 初共演は広末容疑者が17歳から18歳にかけての頃だったといい「とっても清涼感があって、多くの人が彼女の感性にひかれた」と振り返った。 1998年には、徳光が総合司会、広末容疑者が「チャリティーパーソナリティー」として日本テレビ「24時間テレビ」で共演。「多くの人の真剣なチャレンジを目を輝かせながら、言葉に出ない驚きや感動を彼女は素直に表していた」と当時の様子を語った。 そんな広末容疑者の姿を目にし、「“涼子ちゃんは強いね。どんな取材にも感動はするけど、涙は流さないんだね”と問いかけますと、彼女ははにかむように“実はこのパーソナリティーをさせていただいた時から、どんな映像にも絶対に涙は見せないって決めていたんですよ”って答えていた。私はその時にパーソナリティーとして真剣に取り組んでいることに、無条件でこの美少女に好感を抱いた」と明かした。 無事に生放送が終わると「CMに入った瞬間に広末さんは、舞台の袖に行きまして号泣するんですよ」と回想。「どうしたのって聞きましたら涙を拭きながら、“すいません、なんとか最後までパーソナリティーの役割を果たせたと思ったら、涙が出てきちゃって…”っていう、なんとピュアな女の子だろうって」と感動したといい「芸能界入ってもこの純粋さ、素直さを貫いてほしいなって思って思うのと同時に、ずっとファンでいようと思った」と話した。 そして「蹴とばすとか、怒鳴るとかは程遠い人だったんでありますけども、なんとか立ち直ってもらいたいなと」と語り、映画「おくりびと」での演技を絶賛しつつ「ちょっと残念だなと」と述べた。