「十分な証拠が存在する」大阪・堺市の母娘殺害事件でブラジル人の夫が逃亡先ブラジルで陪審裁判へ

2022年に大阪のマンションで母子が殺害された事件で、逃亡先のブラジルで逮捕・起訴されたブラジル人の夫が、現地で陪審裁判にかけられることになりました。 この事件は2022年8月、大阪・堺市のマンションで荒牧愛美さんと当時3歳の娘のリリィちゃんが殺害されたもので、夫でブラジル国籍のバルボサ・アンデルソン・ロブソン被告が逃亡先のブラジルで逮捕・起訴されています。 ブラジル連邦裁判所は、これまで証人尋問などを行い、審理を続けていましたが、10日、「十分な証拠が存在する」として、バルボサ被告を陪審裁判にかけることを決めたと発表しました。 裁判の日程は未定ですが、ブラジルで陪審裁判が開かれるのは重い犯罪に限られていて、現地メディアも大きく伝えています。 日本とブラジルの間には犯罪人引渡条約はないため、日本政府の「代理処罰」の要請に基づきブラジル当局が司法手続きを進めています。

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