中川翔子「ひっっどい…」堀ちえみが涙で明かした壮絶ネット中傷被害 怒りで思わず絶句

タレント中川翔子が14日、NHKの朝の情報番組「あさイチ」に生出演。番組では、インターネット上の誹謗(ひぼう)中傷について特集。2019年にステージ4の舌がんと診断され、同年に手術を受けた歌手の堀ちえみ(58)が受けた誹謗(ひぼう)中傷被害をめぐり「なんか、なんかね、生きていくのが辛くなった」と、大粒の涙を流しながら語るインタビューも放送された。堀の被害をまとめたVTRを見た中川は「ひっっどい…」と、顔を紅潮させ、怒りを禁じ得ない様子で絶句した。 堀への誹謗(ひぼう)中傷について、堀の代理人弁護士の南和行弁護士は大量の書き込みを記録し、違法性が高いと考えられた16件について発信者情報開示請求。16件の書き込みは3人の人物によって書き込まれていたことが判明したという。このうち1人とは和解。もう1人は民事訴訟が継続中で、もう1人は1万6000回の大量の書き込みを行っていたといい、その後、刑事事件に発展。今年2月に書き込んだ人物が逮捕されたという。堀はインタビューで「途中、何回も諦めようかなと思ったので決心してから大変だった」と振り返った。 中川は「ひっっどい」と語って、しばらく絶句。「1万6000回ということは、その人の時間を全部そそぎこんでいてっていうのが」と「なんで被害者がここまで時間も心も削られて、(被害対応、調査を)やらなきゃいけないのか。まとめて全部アウトってできればいいのに」と語り「なんで堀さんがこんなに傷ついて、こんなに時間もかけて、また書き込みをチェックすることで傷ついて、ひどいですよね」と繰り返した。 中川は「匿名性というか、本名でない、顔でないということで調子に乗っていく人もいると思う」と指摘。「絶対にリアルで顔会わせた時に言えないことを書くじゃないですか。これが本当にゆがんでるなと思う。大人って、子どもたちにいじめはダメだ、だったり、人を傷つけちゃダメだ、と小さいころから教える存在なはずなのに。ほとんど、書き込み、誰かを攻撃することばかり、それを書いていることがおかしいことと気づいてない人、情けないし、恥ずかしいなと思います。大人として」と語った。 中川も、ネット上で「自殺しろ」「硫酸をかけてやる」などのほか、殺害予告のような書き込みを受けたことがあり、書き込んだ人物が警視庁に書類送検されたこともある。中川は、こういった攻撃的な書き込みを控えるよう発信を続けている。 中川は「有名税とか、じゃあSNSやるなよとかいうこと、そういうことじゃないんだよって思いますよ。加害者に対してぬるすぎますよ、今の現状はって思います」とも語った。「実際に身の危険を感じてなんども警察に行ったことがある」とした上で、開示請求しても「事業者が断って終わりになることもある」と紹介。被害者が、被害を訴えるために証拠を集めたり、弁護士に相談して法的手続きの準備を進めなければならない状況について、「これが問題」と問題提起した。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加