水道工事をめぐる贈収賄事件 約85万円の沖縄旅行代や飲食代を…市の元課長補佐ら男3人を逮捕 北海道美唄市

自宅前のガレージを歩く一人の男。警察が、水面下で捜査を続けていた事件の容疑者です。 この男を含む3人が逮捕されました。 収賄の疑いで逮捕されたのは、北海道美唄市上下水道課の元課長補佐・本田強志容疑者53歳。 そして、水道設備会社「サニー設備工業」の社長、伊藤義則容疑者66歳と取締役の磯田諭容疑者51歳ら2人は、贈賄の疑いで逮捕されました。 本田容疑者は、2021年7月から2024年7月までの間、美唄市が発注する6つの水道工事をめぐり、伊藤容疑者らの会社が落札できるよう便宜をはかった見返りとして伊藤容疑者らに合わせて約85万円相当の沖縄旅行代金や飲食代などを負担させた疑いが。 また、伊藤容疑者らはその旅行代金を支払った疑いが持たれています。 警察は捜査に支障があるとして、3人の認否を明らかにしていません。 警察によりますと、本田容疑者は市の水道工事の予定価格を決めるなど発注業務に関する権限を持っていたということです。 捜査が進む中、本田容疑者は3月、市役所を退職していました。 警察は事件のいきさつや本田容疑者が関わったほかの入札でも不正行為がなかったかなど捜査を進めています。

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