飼っていた雑種の中型犬を鎖などでつながず脱走させたうえ、犬が近くに住む女性(28)を噛んで大けがをさせたとして、広島県庄原市の男(44)が逮捕されました。 過失傷害と県動物愛護条例違反の疑いで逮捕されたのは、庄原市総領町の農業、大迫晴由容疑者(44)です。 大迫容疑者は去年5月、自宅で飼っていた雑種の中型犬を、自宅から脱走させ、その犬に両手をかまれた女性に大けがをさせた疑いが持たれています。 女性が襲われているのを、目撃した通行人が110番通報しました。 この女性は自分の飼い犬が、雑種の中型犬に噛まれているのを発見し、止めようとしたところ、襲われたということです。 事件後、大迫容疑者が警察に自分の犬だと申し出たことや、近所への聞き込みから、警察は、大迫容疑者の犬と特定しましたが、逮捕後は供述を一転し「事実に書かれているような犬を所有していたことはないので、私が逮捕されるいわれはありません」と、この犬を飼っていたことなどを否認しています。 これまでにも警察には「大迫容疑者の犬が脱走している」という情報が寄せられていました、警察が事件のいきさつなどを詳しく調べています。