広末涼子さん釈放 「人権侵害のおそれがあるでは?」との質問に検察は…「何も答えられない」 一連の対応についての正当性も「答えられない」

4月8日に傷害の現行犯で逮捕された俳優の広末涼子さんについて、静岡地検浜松支部は処分保留とした上で16日早朝に釈放しました。 俳優の広末涼子さん(44)は4月8日未明、静岡県島田市の病院で看護師の女性の足を複数回蹴ったほか、ひっかいてケガをさせた現行犯で逮捕されました。 事件前日の7日午後7時前には新東名高速道路・上りの粟ヶ岳トンネル(掛川市)で追突事故を起こしていて、事件は治療を待つ中で起きたことがわかっています。 広末さんは10日から勾留が続いていましたが、静岡地検浜松支部は傷害事件について処分保留とした上で16日午前6時前に釈放しました。 今後は傷害事件について任意で捜査を続ける方針です。 検察は19日の勾留満期を待たずに釈放した理由について明らかにしていません。 一方で広末さんは事故のあと、落ち着かない様子で大声を出したり、立ったり、座ったり、歩いたりと今にも本線に入りそうな不可解な行動が見られたり、逮捕直後の取り調べで暴れ出したりしたことなどから、静岡県警は10日午前、危険運転致傷の疑いで都内にある広末さんの自宅を家宅捜索しています。 ただ、捜査関係者によりますと家宅捜索で違法な薬物は見つからなかったほか、任意で行われた薬物検査の結果、広末さんの体内から違法薬物や睡眠薬は簡易鑑定でも本鑑定でも検出されていないということです。 この点について捜査を指揮した地検浜松支部は「今回は傷害についての対応なので何も答えられない」と言及を避け、「人権侵害のおそれがある中で何も話さないのは横暴では?」との質問に対しても「何も答えられない」と述べるに留めました。 また、今回の一連の対応についての正当性についても「答えられない」と話しています。

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