女性に向けてシャンパングラスを投げつけたとして、警視庁は16日、タレントのデヴィ・スカルノ氏(85)を暴行容疑で書類送検した。捜査関係者への取材で分かった。「投げつけていない」と容疑を否認しているという。 捜査関係者によると、送検容疑は2月中旬夜、東京都渋谷区の飲食店で、自身が代表を務める芸能事務所の女性従業員に向けて、シャンパングラスなどを投げつけたというもの。女性にグラスは当たらず、けがはなかったという。 当時、女性の送別会を計6人で開いていて、活動方針をめぐり女性と口論になったという。女性が渋谷署に相談していた。 書類送検は、事件に関連する捜査書類だけを検察官に送る手続きで、検察官が起訴するかどうかを決める。事件の性質をふまえて、証拠隠滅や逃亡のおそれがないなどと判断して逮捕しないケースは多い。(三井新)